テキスタイルデザイナーのYURI HIMUROさんと
インスタレーション作品の制作を行いました。
小ロットの対応が可能な町工場ならではの仕事ができたのではないかと思います。
テーマは「MIZUUMI」
テキスタイルで水中を表現するという遊び心のある作品になりました。
デザイナーさんの感性には驚かされてばかりです。
以下の写真は富士吉田市で開催された
YURI HIMUROさんの個展「PARK IN FUJIYOSHIDA」にて展示されたものです。
ほぐし織特有の糸の段階で型染めをするという工程に着目して
糸だけの部分と織る部分を複数のパターンに分けて作りました。
型染めされた糸が重なって立体感が出ています。
展示ではライティングも素晴らしく
まるで水中にいるような体験ができるインスタレーションでした。
↑展示の様子を動画で見れます↑
ほぐし織の型染めの工程です。
この段階ではバラバラの糸のままなのでまだ生地になっていません。
織機にセットすると柄がついた糸が織られていく様子を見ることができます。
現在では製造されていない旧式の織機「シャトル織機」を使って制作しました。
生地の端を縫製処理する必要がないので作品が綺麗に仕上がります。
織機のカウンターで必要な長さを確認をしながら
製織と、巻き取りを繰り返しました。
ユニークなアイデアを実現するお手伝いができて
またひとつ素晴らしい経験になりました。
「シャトル織機×ほぐし織」という組み合わせが可能な
舟久保織物でないと実現しない作品だったのではないかと思います。
舟久保織物では織物生地のOEMを承っております。
傘生地、ネクタイ生地を中心に多種多様な生地を製造してきた経験を活かして
対応させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。