え。傘生地って布なんですか?というお話

2021.06.07

日本で一番売れている傘。

それはもちろんビニール傘。

 

傘屋さんの私でも

さすがにそこは否定できません。

 

傘=ビニールというイメージが定着している中、

「え?傘って布でできてるんですか?」

という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

ですので改めて、「織物の傘生地」について紹介したいと思います。


 

私たちが作っている傘生地は、

髪の毛よりも細い糸を綺麗に並べて、

織り込んでいます。

 

細い糸を鶴の恩返しのように

パッタンパッタンと織り上げます。

(力織機という動力織機を使っているので鶴の恩返しの近代版です。)

【動画はこちら】

 

細い糸できめ細かく織られているため、

パッと見た時、「布っぽさ」が全然ありません。

 

ですが、よーーーくみると

表面がつぶつぶしているように見えます。

 

どうでしょうか。

見えますか?

 

ちょっとわかりづらいかもしれませんね。


 

別の生地を拡大して見てみましょう。

 

隙間がないくらいびっしりと織り込まれているところが

高級傘を見分けるポイントです。

 

この生地に防水加工、撥水加工、UVカット加工を施すことにより、

高品質な傘生地となるわけです。

 

いかがでしょうか?

 

数千本にも及ぶ、ものすごい数の糸が

一本一本織り重なって生地ができているというわけですね。


 

お分かりいただけましたでしょうか?

私たちの作る傘生地は「布」なのです。

 

つまり、服と同じく、

れっきとしたファッションアイテム!

 

 

コーディネートの一部として傘を取り入れてみてはいかがでしょうか?

アンティークなものからモダンなものまで幅広く揃えております。

 

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